まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

冬の菊版画のごとく色枯れて
ややもせば息杖立てて時雨道
杖拾うてくれし人の息白き
荒走り呑んでみたきや冬安吾
杖の先濡れるは怖き小夜時雨

まなぶたに霜月晦日かんじをり
杖つきて街のとほきや俊成忌
袖無や虫食いだらけ着てをりし
鯨肉をあげるにほひや串一つ
目貼りして貧乏座敷日影待つ









馬鈴薯の発芽

三拍子黒づくめなるマント揺れ
銅版画凍てつく壁にかけてをり
冬の波描きし祖父の忌日来て
素足にて踏みし畳も凍みてをり
命日やかつ散る紅葉すでになし