まつたりおうぶライフ

毎日の平凡で程度が低い暮らしについてそこはかとなく浮かび来る無駄な話題、俳句等のブログです。

2012年11月

みほとけは頬に指当て春待てり

まなぶた

まなぶたに霜月晦日かんじをり
杖つきて街のとほきや俊成忌
袖無や虫食いだらけ着てをりし
鯨肉をあげるにほひや串一つ
目貼りして貧乏座敷日影待つ









銅版画

馬鈴薯の発芽

三拍子黒づくめなるマント揺れ
銅版画凍てつく壁にかけてをり
冬の波描きし祖父の忌日来て
素足にて踏みし畳も凍みてをり
命日やかつ散る紅葉すでになし

六甲山森林公園にて

DSC01861紅葉1

飲食の湯気の白きや森の家
満員のバスの中まで紅葉映え
セコイアは黄金色なり冬日影
さらさらと枯れ葉流れる道をゆく
日の透きて映ゆる紅葉の黄色かな
DSC01871紅葉3
DSC01880紅葉5

杖つきてたちまち暮るる一葉忌

いざり出て枯草膝に刺さりけり
つえの音や枯木の道を遠ざかり
色残る葉にうずもるる黄鶺鴒
あたらしき酒粕かほる汁すすり
杖つきてたちまち暮るる一葉忌

冬耕も片手片手でプランター

鹿寄せにジークフリート牧歌吹く
冬かすみほほを濡らして谷の底
買い物にゆけぬ身体や蕎麦湯飲む
冬耕も片手片手でプランター
神わたし過ぎたる朝の谷荒れて
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