まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2013年01月

童子1頁月評の原稿依頼を受けて、執筆したのが、辻桃子先生の

  灯火親しむに西行出家せり

の句を起点として、庚申さんの句の

  時雨るるや芭蕉演じる三津五郎

で西行と芭蕉の関係を述べ、板東三津五郎を演じた「独り芝居」にて、野ざらし紀行の次の句によるエピソードを述べた。

  猿を聞く人捨子に秋の風いかに

実は、その後に「童子芋煮会復活の火」という記事を取り上げて、杞夏さんの

 たちまちに剥いて十キロ芋の山

の芋煮の句へといきなりワープ(飛躍)してしまったので、いきなりなんだと思われるかも知れない。実は、スペースがあれば、以下の点について述べてみたかった訳。

野ざらし紀行に次の下りがある。

  西行谷の麓に流れあり。女どもの芋洗ふを見るに、
    芋洗ふ女西行ならば歌よまん
  
 芭蕉が西行谷というところを訪れた時に、芋洗ふ女達に出逢った訳です。こんな鄙びた風景でも西行ならば、歌を詠むだろうという意味。
 芋煮会とは、特別にはつながりはないのだが、伊賀上野への旅行記の中で、こんな下りが出てくるので、それならばということで、些か、こじつけめいた風にしてしまった訳である。野ざらし紀行とくれば、「芋洗ふ女」の句が想い浮かぶ人が多いだろうと想定して文章を書いたけれど、一体、どれくらいの人が判ってくださるだろうか。


 

DSCN0890


前回、写真に出した夢浮橋の写本の末尾の部分(左頁)を直接翻字するとこんな風に。

くらさむもあやしかるへけれはかへり
なんとし人しれすゆかしきありさ
まをえみすなりぬるをおほつかなく
くちおしくて心ゆかすなからまいりぬ
いつしかとまちおはするにかくたと
ゝしくてかへりきあれはすさまし
く中ヽなりとおほすことさまゝにて
人のかくしすへたるにやあらむとわか
御心の思よらぬくまなくおとしをき
たまへりしならひにとそ本にはへめる

これを漢字、濁点、読点等を付してようやく読める様にしたのが、次の例。

暮らさむもあやしかるべければ、帰り
なんとす。人知れずゆかしき御ありさ
まをもえ見ずなりぬるを、おぼつかなく
口惜しくて、心ゆかずながら参りぬ。
いつしかと待ちおはするに、かくたど
たどしくて帰り来たれば、すさまじ
く、なかなかなりと思すことさまざまにて、
人の隠しすゑたるにやあらんと、わが
御心の、思ひ寄らぬ隈なく落としおき
たまへりしならひにとぞ、本にはべめる。

これを更に本文異同を検証してようやく、注釈の作業に入るのだから大変。
三条西家証本の写本なので、青表紙本としては、非常に素性の良い本文であることが判るだろう。

YOUCAN


最近、ユーキャンは方針が変わって、掲示板でのネット句会が出来なくなって残念無念。

ネット句会の方が、実際に句会に出るよりもむしろ、懇切丁寧に教えてくれる先輩もいた。
そのおかげで、俳句もうまくなりかけていたのに、元の木阿弥。

営業優先の方針に変わったのだろう。これは、映像俳句歳時記の宣伝用DVD。面白そうだな。値段によれば買おうと思う。頁をめくって歳時記を調べるのもいいけれど、花鳥風月の場合は、実際に目で追って経験しなければ判らない。だから、句友との吟行は、大きな勉強の機会になる。DVDでもそういったことが出来ない人にとって疑似体験が少しは期待できるのでは。


菜の花といふ平凡を愛しけり  富安風生

佳い句だと思う。菜の花が平凡かと言えば、そうではないのだが、この人には、平凡にみえているのだろう。某結社では、何故平凡なのかというつっこみ(-_-)がされるだろう。

滝落ちて群青世界轟けり    水原秋桜子


これも印象的な句だと思う。でも、うちの句会だと、「群青世界」という部分が概念的で曖昧(-_-)だと指摘されるだろう。もっと具体的に表現しなければ、写生の句ではないから。秋桜子の句は、写生というよりも心象風景を描いている。僕の句風に近いと思う。

つきぬけて天上の紺曼珠沙華  山口誓子

これも「つきぬけて」という部分や、「天上の紺」という表現の必然性を指摘されるだろう。(-_-)
でも、「天上の紺」というのは、曼珠沙華が、平地で咲くよりも、初秋の頃、高原の地域で咲き始める様子を詠んだのだろう。高原や高山から見る空は、青というよりも「紺色」。「つきぬけて」というイメージも高原を思わせる。「登高」という季語があるが、誓子の句は、そういった季節感の重合性を曼珠沙華に託している。これも佳い句だと思う。

これから、開封して、DVDを買うかどうか考えてみたい。

飲み屋のお兄さんに教えていただいたWEBサイト。
鉄道のリアルタイムの運行状況がマップに再現される。

全国、津々浦々の鉄道の運行、イマドコ式で判るので面白い。
但し、実際の遅れ等や運行停止は、反映されないみたい。
神戸電鉄で確認してみたが、やはり、2~3分程度のずれが生じている。

鉄道マニア、特に、乗り鉄には、役に立つ。
撮り鉄の人も、これがあれば、待ち伏せ撮影に役にたつかも。

スマホ版は、GPSに連動しているので、付近の鉄道の運行スケジュールを
視覚的に確認できるので、便利。PC版は、エリアを選択する方法。
これでも、それほど、位置特定に不便は感じない。
http://www.demap.info/tetsudonow/


鉄道NOW