まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2013年05月

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椎の花匂ひ溢れて夜となり
白靴の中など見ぬと履き違え
白足袋を濡らして行かむ那智参り
垂迹のあめつち隔つ那智の滝
木造の校舎揺らして青嵐

藤の花鵟の眼の狙いをり
緑蔭も斜め斜めにケーブル車
蒼々と碧みの中に青葉潮
酔いどれて突つ伏したれば蝸牛さま
いやはやともう現れて香水嬢

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連休の最終日、播州三木城趾を訪れた。
別所長治が1年10ヶ月も籠城し、精魂尽き果てた城。
400年の歳月を超えて、その凄惨さが伝わって来た。
写真は、別所氏の産土神、八幡大宮神社の境内。
城の近くの美術館には徳田八十吉の作品が数点、展示されており、
心が慰められた。


神木の烏飛びたる夏めきて
豆飯を喰い飽くほどの眠さかな
つばめ鳴き三木籠城を想いやる
老鶯の鳴き鎮めたる天守蹟
新緑を八十吉の陶映しけり
閉校の石碑の影に紅皐月
無人駅其処此処に垂る藤花かな
しり取りのラ行難し蝶飛びて

みどりの日ネクロノミコンこそりとな
絵団扇とアタランテの秘譜開きをり
朧月スカルブヘジンになりてこそ
筍掘りて封神演義のものどもも
ものの芽となるとちうぜう物語

改憲の足音高し五月風
震災の傷跡のこる黄金週
革命の言葉は重し五月来る
飯の汗けふはマイクロシーベルト
派遣にてメーデー行進かなしかり