まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2013年07月

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夏の霧海へ山へと辿り来る
秘やかな夏羚羊の脚舐めて
赤裸々に食べ残したる西瓜あり
山の端を一本線に遍路ゆく
有髪無髪もあはははは夏落葉


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落款の乾きてみれば書画涼し
下駄履きて涼みに行くか貴船まで
川蝉は夕暮れ時の魚狙ふ
夏桃の剥きたるままに色変わり
蜩の鳴きてその家は夕餉かな

 

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関西句会7月吟行・句会。

天保山、海遊館等々。

信じがたいほどの暑さの中、大阪港に集合時間に遅れて到着。
早速吟行を試みるも、首筋に染みこむような油照の中、汗だくになってしまって、気分が悪くなったので、冷房の部屋を捜してあるく始末。
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夏潮の碧に染まりて人魚像
片日蔭ここに海難鎮魂碑
夏雲の遙かに高し天保山
祭礼の準備の最中(さなか)油照
炎天の空には狭き観覧車


昨日は、藤井寺、壺坂寺、当麻寺を経て岡寺、長谷寺の観音巡り。
壺阪寺も長谷寺も本尊開帳で美しい観音様を巡拝することがかなった。

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青葉なる山ふところや当麻寺
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塔伽藍夏の木立に埋まりけり
夏草や白鳳伽藍も礎石のみ
ときおりは風の涼しき観世音

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谷底は涼やかな風あり壺阪寺
ラベンダーの香りの中に菩薩かな
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夏雲は大蛇のごとし葛城山
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竜神の閉じこめられて夏の池
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長谷寺にただ涼しきは虚子の句碑
紫陽花の色も残りて大回廊
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長谷寺の最後の石段遠かりき
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涼しさや御目優しき長谷観音
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明日香路や稲田の端で氷菓売り

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炎天の空美しく暮れにけり
山荘の傾く側で涼みゐる
鐸鳴りて風の便りや夏座敷
この頃は手に馴染みたる如雨露かな
山風に頬撫でられて三尺寝