まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2013年11月

招かれず一人歩きや枯野人

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神域は妙光たれば冬紅葉
霊妙の銀杏落ち葉の社かな
公園で思ひ沈みむや小春空
招かれず一人歩きや枯野人
遣り水のけむりたるかな院の庭

右足のまた痛み来る冬めきて

冬めくや目の開け難き寝床にて
髭長きサンタクロスと黒ビール
ケネディ忌冷たき雨やレクイエム
右足のまた痛み来る冬めきて
風吹けば黄金の風や散る銀杏
 
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六甲山森林公園に紅葉狩

連休の最終日の4日。
六甲山森林公園に紅葉狩に出かけました。
もちろん家から徒歩で、ノルディックウォークで。
半時ばかりで到着すれば、本日は、入場無料ということ。
ラッキー!
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無料開放日なのに天気が不安定なので、人影もそれほど多くなく、閑かに紅葉が楽しめました。
マーラーの交響曲「大地の歌」の「秋の章」のような風景に出会えました。
こんな感じの森の別荘に住まうことができればと思いました。
公園には、ウサギや日本カモシカも飼育されています。

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はやばやと冬支度なる白兎かな

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訣別を決めたる朝や紅葉狩
山茶花の数多蕾みの深山かな

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黄金なる紅葉葉楓の眩しきや
静けさや鏡の池に紅葉映え

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紅葉の舟浮かべたき山の池
石橋を渡つた向かう櫨紅葉




何事も遺さず逝くか秋の果

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何事も遺さず逝くか秋の果
盆栽の紅葉惜しむる小雨かな
紅葉のベンチは硬し脚伸ばす
各停の一駅ごとに秋惜しむ
静けさやこころにとどむ山紅葉



ライター情報

関西大学文学部国語国文学科卒、佛教大学大学院修士課程国文学専攻修了(通信課程)
国学及び近世文学及び書誌学を肥田皓三先生に学ぶ。
趣味は、音楽(ピアノ、ギター演奏) 天体観測(惑星等)神戸市在住。俳句結社童子

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