2014年02月23日 唐詩選吟じてゆけば白梅林 今日は、川西の実家から大阪城公園の梅林に。2時間程度電車に揺られれば、ようやく梅林に辿り着いたらもう春日は傾いていた。それでも大勢の人がいて、例年より遅い梅見を楽しんでいました。梅をみて一杯やって、そのまま日暮れとなれば、梅田に繰り出してビール、ワインとご馳走を久しぶりに味わって帰りました。縦横の春耕望む駅舎かな梅を見に各停列車乗り換えて官兵衛の幽閉されし城長閑春めくや鼻歌そして口笛も唐詩選吟じてゆけば白梅林紅梅に天守隠るる城の堀顔寄せて梅眺むれば枝折れて梅見終え今は閑かな日暮れかな
2014年02月22日 ひんがしの心地になれば花の兄 御天守も梅にけぶれる城の庭ひんがしの心地になれば花の兄探梅を終えて蹌踉めく夜中人この家に人つこひとり梅の花ひときわに顔も紅みて梅見酒酔い冷めて薄紅梅と青き空
2014年02月08日 雪の日の小鳥にくれて米一合 全国的に大雪、当然、おうぶの里も大雪。杜が半分雪に埋もれてしまいました。こんなに雪が屋根に積もったことはなく、それが崩れ落ちる大きな音で目が覚めました。雪落つる音で目覚めし一人かな塀の雪ばさりと落とし猫が来る炬燵から真白の杜をながめけり犬鳴かぬ深雪に埋もる谷の中雪の日の小鳥にくれて米一合南天に雪の積もりて兎の目積もる雪漕ぎゆくごとし大試験どたどたと雪沓重し受験生閑けさや通行止めの雪の道
2014年02月04日 大安と初午なれど下し腹 液晶の歳時記なぞり春立つ日鉛筆の芯突き刺して余寒かな大安と初午なれど下し腹冴え返る道並みならぬ薬店蝋梅に犬繋がれて憎きかな酷いノロウイルスに昨晩から今まで呻吟してました。ようやく治って来ました。胃腸は、信じがたい程丈夫だと思ってたけれど、その先入観を覆されました。