まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2014年05月

高山駅からすぐ近くの飛騨国分寺がある。
朝の短い時間、この寺を訪れてみた。
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山号は医王山。ここは、飛騨三十三観音霊場の一番札所でもある。伽藍は、薬師如来本堂(室町時代)、三重塔(文政年間再建、国分寺創建の時は、七重の塔で、この塔を建立した時の逸話になったのが、大銀杏)他。

薬師如来座像、聖観音菩薩立像は、平安時代に作られた。また、天然記念物として、国分寺が創建された天平年間に植えられた大銀杏、推定樹齢1250年が中央に立っており、伽藍よりもずっと堂々として目立っている。
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新緑に朱塗りの映えて大本堂
天平の銀杏大樹も若葉かな
卯花の垣間にみゆる古刹かな
鐘楼をくぐりぬければ青葉風
さるぼぼを供ふ御堂も若葉冷え
牡丹は揺るるにまかせ観音経






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俳句結社童子による白川郷の吟行に参加しました。
当日は、良いお天気に恵まれて楽しい句会になりましたが、さすが白川郷は、寒く、未だストーブを炊いていたり、蕎麦をせっかく注文してもざる蕎麦よりも暖かいものが欲しくなるありさま。そば湯が非常においしかったことが印象に残った。

世界文化遺産に登録されているだけあってアジア系の外国人が多く狭い、村落は満員状態。村はずれの渓流を曲がったところに小さな吊り橋がかかっている。(これは、観光コースにあるコンクリーとの危なっかしい揺れる橋ではない)、その橋のたもとにたたずんで句作に耽りました。

卯の花や飛騨白川の隠り里
雪渓にむら雲の影消えにけり
夏鳥は白山麓より五箇山へ
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緑よりまた緑へと渡す橋
吊り橋の揺るる谷にて河鹿笛
庄川はただうねうねと青簾
はらはらと小糠雨打つ夏山家
片影を棟の合掌伸ばしけり

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夏炉して客迎えたる笑顔かな
隠れ田の水を守るなり郷の人
田主は簾越しにて談笑す
目印の大野櫻は残花かな


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風通しまた締めたれば句会果つ






この1年休まずに続けた観音巡礼も三十二番観音正寺と三十三番谷汲山華厳寺を参れば、満願となる日を迎えた。

まだ黎明の清々しき朝の空気を胸一杯に吸い込んでみる。雀、鶯、時鳥、大瑠璃等、山の小鳥の声が未だ明け切らぬ時、そうして夜明けを迎えた時、全く違って聞こえることに気づいた。その鳴き声を聞いていると命のいうものの不思議さを今更感じずにはおられなかった。

明易やそこに命の灯りくる
帷子も朱印に埋る結願日

西国三十三観音霊場巡りも最後まで、巡礼にとっては、険しく遠い道のりが続く。三十三番谷汲山は、岐阜県の山中にある。いにしへの巡礼達の並みならぬ苦労が偲ばれる。第1番の西岸渡寺(熊野那智大社)も、信じがたい程の遠いところだが、最後のお寺もそれに負けない位、不便なところにある。

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険しきや一カ寺残し汗の坂
麦の穂の靡ける方や観音寺

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夏雲に届きたるほど観音堂
檀造の菩薩の指や手鞠花

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噴井して水琴窟に落としけり
 
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風薫る坂を上がれば大悲殿
燈明の山したたるや谷汲寺

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結願の御堂眩しき若葉かな
現在も過去も未来も聖五月
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新緑のこころ抑えて観音経
見納めの傘笈摺や堂涼し
清和かな観世音南無観世音
 

数珠置きて暫しの眺め杜若
精進を落とす鯉とて風薫る
天上に靡くがごとし鯉幟

今日は家の近くの六甲山森林公園(標高500㍍)に出かけてみました。
歩数を計るとちょうど4000歩だったので驚きました。
連休が終わっているので、閑かな森の感じで良かったです。
でも、残念なことに、出不精で公園に行くのが遅れて、石楠花の花が終わっていました。
途中の有馬街道に抜ける峠の道で古い時代の仏塔を発見しました。
宝篋印塔といって今から700年位前のものらしいです。

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石楠花のトンネル抜けて雲の側


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散り初めて白石楠花は階段に
夏めくやふたたびの山雲立ちて
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八つ橋の真中にあまた河鹿笛 
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瑠璃色に染むる緑も五月かな
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緑蔭にもの古りたるや供養塔

明日は、西国観音霊場三十三カ所のうち、三十二番と三十三番をお参りします。滋賀県と岐阜県のお寺です。これで、満願ということになります。家の近くに三十三霊場めぐりの巡礼の方が行き倒れになってのを供養する為の石碑が遺っています。花山寺にお参り行かれる道にもともと置かれていたのが、こちらに移されて来たとのこと。
古い時代の物だと聞いております。
供養塔

はやぶさも揺れて飛びたる青嵐
すつくりと伸ばす手足に青時雨
涼しさや丹生の山より下る風
べりべりと雨戸開ければ鉄線花
青歯朶の小道の脇に供養塔