まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2014年09月

聖日や秋の雲居の近かりし


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やや、熱が下がって来たが、痰に血が混じるのが気になる。
恐らく喉の炎症で血管が切れたのだろう。
息苦しいので呼吸器を外すと虫の声が近くに聞こえる。
虫の声を近くに聞いていると、うつらうつらと寝てしまった。

聖日や秋の雲居の近かりし

残照は法然坊に秋彼岸
秋声に倣いて散華御聖日
金風に浮きたる雲の軽からむ
蜉蝣の群れ飛ぶ庭や御影堂

発熱の床の堅きや秋彼岸

風邪なのか、秋の彼岸に高熱で寝てゐる。
体中の間接が痛むのでつらいなあ。

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秋光に残る緑や磨り硝子
発熱の床の堅きや秋彼岸
独り寝や秋の風鈴片づけて
疎まれてさらばえるのみ彼岸花
お黙りと母の一言小鳥来て



鬼の子の纏ひてをるや追手門

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黒猫の姉妹揃うて月見かな
鬼の子の纏ひてをるや追手門

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猪の親子はやはり似てをりし

姫路城を吟行。
出来た句を安部元気先生にみてもらったけれど、今ひとつでした。

貧しさや儚き瓜の蔓手繰

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◎ネット句会の幹事をしているが、集計ミスで迷惑をかけて、この三連休も、仕事疲れもあり、何もすることがなくて、ゴーヤ瓜のプランターを片づけた。
◎ゴーヤ瓜は、今年は酷い出来で、土に肥料が足らなかったことや作付時期が遅れたことなどから全く、大きく育たなかった。
◎裏庭は、毎年草刈りをやるが、毎年、蚊に喰われてブクブクになるので、今年は、天狗熱?が怖いので、除草剤を撒いたら、霜枯れの様な惨めな庭になった。それでも、彼岸花だけは、枯れずに伸びて花を咲かしている。

◎昼からは、門扉の支柱を修理する作業をおこなった。直径8㎜の鋼鉄製の寸胴螺旋をヤスリで削って切断するのに手間取って、脱獄囚の様な気持ちになった。それでも切断をして支柱を螺旋で固定するところまで言ったが、グラグラなのが完全には治らず挫折。
◎この家ももう棲み飽きて来たので、両親の面倒を見やすい実家の近くに家を買おうと捜している。最近は、高齢者が昭和住宅に住みきれず、ボロボロの空き屋が、大変安い値段で販売されている。敬老の日にまた、近所で空き屋が増えた。昭和住宅がもう少し良心的に先々のことを考えて設計されて施工されていたら、こんな風に放棄されることはなかったのに、ガラガラの空き屋が全体の半分の地域になって、人口減少を実感させられる。

貧しさや儚き瓜の蔓手繰り
枯葉剤浸みたる土も彼岸花
鬱然とほうれん草の種蒔けり
敬老の日また引越の空屋増え
螺旋絞めて緩むものあり冬支度

色鳥の聖餐式に集ひけり

今日は、関西句会の吟行(川口基督教教会)だろうな。
残念ながら僕は行けないので、だいぶ前に訪問した記憶をもとに。
想像でこんな句を作ってみました。
01

空高く聖公会の聖歌かな
色鳥の聖餐式に集ひけり
秋の日や眩きばかり主教の座
秋声やオルガン奏で遁走曲
尖塔の影移り来て秋の薔薇
秋草や開化の夢をしのびけり
ライター情報

関西大学文学部国語国文学科卒、佛教大学大学院修士課程国文学専攻修了(通信課程)
国学及び近世文学及び書誌学を肥田皓三先生に学ぶ。
趣味は、音楽(ピアノ、ギター演奏) 天体観測(惑星等)神戸市在住。俳句結社童子

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