まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2014年10月

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鐘鳴りて照葉の道を急ぎけり
虫喰わぬ桜紅葉もなくもがな
木の実降る公民館や投票日
来るたびに蕾みの増えて芙蓉かな
こぼるるや桐も檜も実となりて
独りごち独り拗ねては茨の実
藤袴生けて枯れればただほこり
琉球の朝顔覆ふ大空家


今週末は、明石城で開催された兵庫県農林漁業祭の取材の仕事でした。
せっかくだから俳句を作ってみたが、全然、駄目だったみたい。

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大橋の下の秋潮閑かなり
点描の光りまたたく秋の潮

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秋惜しむ人で溢れし農業祭
コスモスに白き櫓や明石城
鹿肉を葡萄酒で煮て城の池

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海の幸並べて干乾や秋日和

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爽籟や包丁儀式しめやかに






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蕎麦汁に茸を和えて昼餉かな
虫の音もまた虫の音に別れ消ゆ
しんしんと日も暮れ果てて秋収
各停やこおろぎの声駅ごとに
味噌豆の香りよきころ入院す



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昼食に近くの六甲山森林公園に出かけることが多い。
片道15分位。
但し、今日は、バイクの後ろから猛烈な白煙が出ている。
エンジンオイルが切れてしまったらしい。
山の場合はこういったこともよくある。
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公園には山小屋風の喫茶があり、山野草を眺めながら食事を楽しむことも出来る。
特製珈琲の味も格別だ。(人形は喫茶においてあるもの)

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今日の山の空の色は素晴らしい。

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今年の紅葉は、夏の日照が少なかったので、今ひとつ。
紅葉する前に、先日の野分で葉を落としてしまった木も多い。
また、針葉樹の枯れたのも目立つ。
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僕の好きなコテージの色がありふれた山吹色に塗り替えられて残念だ。

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秋声や切り株椅子に腰掛けて
藤袴売られし鉢の割れしもの

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蘆の穂に隠るる岸や山の池
野葡萄の落つる一粒もう潰れ

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山晴れて野に風送る薄かな
見捨てられただ鬱蒼と山薄

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黄落の急坂降りてうさぎ園
白樺の幹うねうねと暮るる秋

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茱萸の実の紅透き照る日影かな
ふわふわの冬の支度や群れ兎
四阿の壁塗り替えて冬支度






この3連休は、出雲路を旅した。

所属する俳句結社の吟行に参加する為だが、
出雲に行き、是非、一畑電車に乗車してみたかったから。
出雲は、他の観光地ほど俗化されておらず、連衆と宿泊した温泉宿も自販機はおろか、喧噪な世の中を感じさせるものは、全て排除されていて、時計も振り子時計がゆったり揺れているし、温泉の湯船には、特製の手焼きタイルが貼られている。

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ずんここと電車の揺るる苅田風
秋桜のスイツチバツク列車過ぐ
秋の日や架線揺らりと単線路
一時間一便のみと秋思かな


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秋雨が風雨となりぬ鷺の濱
野分待つ竹の間立や濱の家
隧道の壁がうがうと野分来る

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停電や野分の風も強くなり
台風も修錬場とまだ句会
夜半には轟く音や台風圏
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四拍手乾きてひびく野分晴
秋天やただ美しき千木聳え
行秋も只見納めや神立橋
秋桜の野辺みはるかす大社かな

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倒伏の晩稲の濡るる棚田かな
斐川をわたりてみれば山紅葉

帰りのバスにて。
往復12時間のバスの旅でもあった。
島根、鳥取、岡山、兵庫を横断する道のりで、
残念ながら伯耆富士の頂上は雲に覆われていた。

櫨の葉の真紅彩る伯耆富士