まつたりおうぶライフ

毎日の平凡で程度が低い暮らしについてそこはかとなく浮かび来る無駄な話題、俳句等のブログです。

2016年08月

みほとけは頬に指当て春待てり

父も失明か

台風の影響で一雨あるとかなり残暑も凌ぎやすくなりました。

母親が施設にようやく入ったが、父親も老々介護の苦労がたたって、目を悪くして、今度、手術するかもしれないという。元々、片目が殆ど視力がないので、見えている方の目が駄目になると、今度は、父親も要介護ということになり、夫婦2人で施設暮らしということになるが、1人前20万円の世界なので、2人では、40万円相当のオカネが毎月かかってくることになり、とうとう、もう、終わりかなって感じ。ようやく2人で30万円位で暮らせる施設を発見したが、空きが1部屋しかない。特別養護老人ホームが事実上、使用不能になっているので、一般の有料ホームで割安なのが、殆ど空きがなくなっているので、もう70歳を過ぎていたら、そういった最後の暮らしの場所を手に入れておかなければならないので早い目の対策をお勧めしたいですね。

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草の戸に雲下り来て今朝の秋

眼力を見倣いたきや青蟷螂

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秋風や鬼貫の墓拝し来て
新涼や己の肌また老いて
延々と残暑の中の静寂かな
半生の何を惜しむや法師蝉
眼力を見倣いたきや青蟷螂

相変わらず、母は介護ホームで放心したように眠り続けている。手のかからない優良な入所者らしい。
ホームの北側の窓に面して母の部屋がある。目の前に多田院源満仲が建立した阿弥陀堂を祖とする浄土寺院がある。毎日、これを母は眺めて何をしているのか。母親の楽しみは、読書だけで、入院中もここに来てからも源氏物語を読み続けている。新潮古典集成のはや3巻目。私も源氏物語をまた最初から読み始めて初音巻まで来た。注釈は、玉上琢也先生の源氏物語評釈や、年中行事や漢籍等の引用をみる為に、藤原定家直筆の「奥入」を桐箱から出して来て、広げてみる。定家の筆は読みやすいとは言えない。幸いに、インターネット上にテキスト化された資料があるので、それを参考にして定家の考え方を探っていく。源氏物語は、まず、年中行事に即して登場人物の動きが描かれているので、年中行事絵巻や有職故実の本を東京大学の日記古記録データベース等を参考に類例等を引いて、実際に源氏物語の時代に何が行われていたか想像をめぐらす毎日である。


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