まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2017年01月

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 今年の春は早いのか。もう近くの森林公園では、蝋梅が開花し、下旬には梅の花が咲き乱れる。
母親が亡くなって四十九日は、ちょうど立春を過ぎた辺りの時候。きっと春のことぶれを告げる便りもきかれるだろう。

読経終ゑ山見上ぐれば雪時雨

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斎場の花壇に真紅冬の薔薇
余り灰花壇の隅の寒肥やし

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斎場に響もすほどの初雀
抱え来し遺影に映る初明かり

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骨壺の灰冷ゑゆきて年明くる

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読初は伊勢物語写本かな

写真は、毎週木曜日に開催していた古典の輪講に出席していた母と祖母。
この写真の日は平家物語の輪読だった筈。20年前のことである。
いずれもこの世の人ではなくなった。祖母は、古典の知識を踏まえて六甲の同人として死ぬ間際まで創作活動に励んでいた。母は、創作はしなかったが古典が好きで、多くの写本等を収集していた。

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 母が残した蔵書の伊勢物語の写本。江戸時代に冷泉為清が定家自筆本を臨模したものである。


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悲しさもほどよくこなれ四日かな
母死して留守居寂しやかじけ猫
諧謔を好みし母や春星忌
蕪村忌に母遺しゆく絵筆かな
日に酔うて遺影の母も日向ぼこ