まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2017年07月

P1080485

田代草猫さんから愉しい句集「猫」をいただきました。
P1080487

猫のイラストが可愛らしくて、俳句も魅力的な句があり、気に入りました。
ありがとうございました。
句集は、文庫サイズが一番だと思いますね。豪華絢爛なのは、開くだけで恐れ多くて、このように簡潔な装丁の中で、洒落た趣味の意向が凝らされており、手作り感満載です。
僕も句集を作るとしたら、ここにお願い出来ないかなあと思います。
P1080488
P1080489

桜の句が気に入りました。
P1080490

喉ぼとけの句も面白いと思いました。
P1080491

噴水の句も言い得て妙だと思いました。
僕も俳句が上手になって句集などを出せたらよいなあと思いました。


鉄道模型を先日、久しぶりに走行させました。
もうジオラマを組み立てて、5年になるのだろうか。
全然進展がないまま放置しているんだ。
昭和時代の風景かなあ。
地方にいくと単線がいまだたくさん残っており、楽しませてくれます。
吟行にいくとそういった楽しみがあります。

322ccc


なつかしき鉄道模型箱庭に


20090617kuzuryu5

 梅雨晴れや九頭竜川の橋長き

この鉄橋の高く長いこと。単線だから凄く迫力があります。



弐拾九年の水無月なるや、真言の庭の秘伝書を写せしといふ越前瀧谷寺へと路糧も包まず千里の路を杖突き、足引き摺りて辿りけり。乗り合いの車に揺られて長き日も暮れ果てて福井の宿に至るなり。

血のやうに紅き夕焼や小谷城
いくさ場の跡仄暗き蛍の灯
夏深む鯖街道はトンネルで


IMG_1445

しみじみと一人宿寝や梅雨の雷

つとめては越前三国湊を目指し路行十里の道中。越前平野の植田はまさに茫々たる。先代の御代の風情残せし町並みを暫し徘徊す。

IMG_1446



木枠戸に梅雨空映す老舗かな
団扇持ち三国湊にゆかんとす
涼しさや越前訛り小袖襟
うつくしく白き肌なる藍浴衣
北国の武者馳せ参じ青時雨

三国湊に着き、ひたすらに長き坂を歩行にて山門めざす。
山門への路、深き青葉に埋もれ、老鶯の声四方に谺しけり。

IMG_1452

IMG_1455


IMG_1454

境内の明るく青葉青葉かな
老鴬もお国訛りの古刹かな
真青なる山門くぐり鐘涼し

IMG_1482



IMG_1471

鐘楼の山門を潜れば、越前古刹瀧谷寺。真言の教え堅く守りし寺内なり。
青色の袈裟の僧に案内され、本堂、薬師如来、大観世音に経捧ぐ。

IMG_1457



真言の青葉に埋もれ不動尊
撰集の仮名序写すや夏座敷
IMG_1477


作庭の秘伝伝授の技、この堂、御庭前にて修し、灌頂の境地を得たるといふ。
爾来、三百余歳を得しこと、庭の樹木の茂れる様に興を深めて座してをり。

IMG_1475

IMG_1466

中嶋ははうらいなるや時鳥
黒床に青葉映して瀧谷寺
庭石は色即是空小紫陽

母身罷りてひたぶるに閑寂を好み、山野に跡を隠したき、心の洞に些かも涼しい庭の風吹き抜けて、南無観世音とて合掌し、やがて寺門を下りけり。