2017年12月29日 年の火の焼き餅地蔵なりしとぞ 迦楼羅火の舐めし諸尊煤払生田社の参道清ら春支度煤逃げの必要も無く空屋かな歳末の雪深々と傘地蔵年の火の焼き餅地蔵なりしとぞ今年ほど迎春の気持ちが削がれた年はなかった。母親が昨年末に急逝し、その後の父親が倒れ、闘病、通院、介護、最後は、施設にて正月を迎える羽目となった。施設に入所するまでの段取りに本当に疲れ果ててしまいました。哀しい年も終わろうとしているが、来年もまたきっとつらい年になってしまうでしょう。
2017年12月25日 いそいそと天神さまへ仕舞市 いそいそと天神さまへ仕舞市金箔の色絵茶碗や仕舞ひ売り菜の花も既に咲きたる春星忌二日酔い満員電車やクリスマス聖夜明け温泉帰りや男女連れ昨日は電車で酔いつぶれて帰宅にタクシーで数千円かかりました。
2017年12月23日 寒堯のひかりはまさに回帰かな 寒堯のひかりはまさに回帰かな波瀾万丈となりゆく日記買ふ吹かれ来し風花めきて消ゆるものセコイアの大樹は淋し冬枯れて赤と白まとひて老いてクリスマス父親は退院して数日で救急車で搬送される日々が三度も続き、そのような異常な日常に心身共に痛めつけられて、ようやく川西鶴の荘の介護ホームに入所となり、落ち着いた日々が戻って来た。寂しさが病の原因だったの集団生活をむしろ歓んでいる父親をみってホッとした。