まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2018年07月

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箒木のこころ知りたる父の恋

和歌の家、百目鬼家の由来を父親に話してもらって、今日、生まれて初めて父親の心の琴線に触れることが出来ました。これは、俳句をやっていたおかげです。父親は、相聞歌などの短歌は上手に作ること出来ます。歌謡曲の歌詞が何故好きなのかと聞いたら、ポエジーだということです。俳句も創っていて結社への入会を勧められたがもっと自由に創作したいとずっと断り続けていたみたいです。父親のノートには、そういった詩歌の断片が綴られています。文学好き母親が何故、学歴もない父親に惹かれていったかと言えば、上手に相聞歌を作って手紙にしたためたからだと判りました。母親は父親の文学的素養も含めて愛していたのだと判りました。今日は、特に、父親と話していて嬉しかったです。

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我が父母の指結び合ふお花畑

今日は、父親に俳句界8月号の入選句をみせました。秀逸首席の句を父親にみせたら以外な反応がありました。もともと父親は文学の世界とは無縁の人だと思っていましたら、なんと独身時代からずっと和歌、俳句を作り続けて来た人だと、今日、生まれて初めて知りました。それは、父親がピアノのレッスンを始めたのと同じ時期から横浜で師匠につき、俳句や短歌を学んで来たと言います。そうして、ずっと短歌、俳句を作り続けてきたと言います。「今も作っているんだよ!」って画用紙に書き留めた俳句や短歌をみせてくれました。また、母親へのプロポーズに送った手紙にしたためた和歌を教えてくれました。万葉の相聞歌のような感じでしたが、実に見事に出来ていました。父親は歌が特に好きで歌詞とメロディーが融合した世界なのです。僕は、母親に贈った短歌を生まれて初めてきいて感動を覚えました。今もずっと父親は歌を作っています。短歌、俳句に拘らず思うがままに、歌を作っています。山河を逍遙し、そのイメージを日々画用紙に書き留めているのです。
父親は毎日散歩と歌づくりが日課です。


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不動さま拝す心の涼しかり
碧空を目指す坂道土用あい
その上の焼け痕のこす堂涼し
七坂に瀧のある寺鐘打ちて
焔魔堂瓦も灼くるお辻の血

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墓ばかりや通天閣に雲の峰
大阪の清水寺の滝ちょろり

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片日影伸びゆく坂の昼下がり
七坂を下りて登り緑蔭に
明王の凄む視線も灼けてをり

この暑いのに四天王寺七坂にどうしてもでかけてみたくなった。

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釣り人の匂ひ籠もりし冷房車
少しだけよ土用丑の日鰻巻き

山陽電車「釣り手帳」をみれば、まさに釣り人の為に走行しているのかと思いたくなります。