まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2019年01月


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佛教大学の斉藤英喜先生が書かれたご本です。最近刊の『折口信夫』(ミネルヴァ書房1/23発売)は凄い。学者先生の大抵の単行本は、論文の集約であることが多く、読みづらいものですが、これは全編書き下ろしの大作です。折口の幼少時代等、よく取材してかかれています。國学院時代の青春期等も知らないことが一杯書かれている。何よりも先生のご著書がよいのは、文章が読みやすいということです。よく文章の推敲を重ねられているということでしょうか。佛教大学の先生で、これだけ著書を拝読したのは斉藤先生のみです。

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 梅咲くや心の底に青春期

もう過去の出来事になってしまいました。
「花橘の香を嗅げば」の境地ですね。

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ホセガルシア詩章愛でて庭囲
近北や鶏舎(とや)温めてをりし事
寒玉子一つの生を奪ひけり
朽ち果てて墓を囲ふも独りなり
冬の灯の電球切れて夜明け待ち


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口開けて春を待つらむ大障子

最近の昼下がりはずっとこの安楽な座敷で、お酒を日が暮れるまで楽しんでおります。

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団欒を偲びて冬の星座かな

僕の家は、弟は遠く長野に暮らし、母は死に、父は介護施設。私は六甲の家で独り暮らし、今頃は、かつて団欒で楽しかった実家の上には冬の星座が煌々と輝いているのだろうと思います。幸せなどは二度とやって来ない。父も私も死に、その後を見守るのは、この夜空の星だけなのだと思います。