まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2019年02月

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独居して眺むる空の春めきて
花の芽の兆しと見ゆる枝の先
魚屋道くだりて春の温泉郷
浅春に流行の風邪の愚かなり
梅が枝の花の具合を訊く父や

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紅梅や亡母愛でにし広き庭

誰もおらない実家の庭はただ広く、母親が愛していた紅梅がもうすぐ満開の状態だった。
この梅は、40数年前にこの家が新築された時に、母親が近くで探して来た野生の梅を挿し木したものです。この梅を祖父は、みることが出来なかったが、祖母、父母、兄弟とずっと眺めてくらして来ました。植物の中で、梅は本当に強いと思います。他の草木は悉く枯れ果ててしまった中で開花です。

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もう40年近い昔、大学受験合格発表で落第が判明し、関大の法文坂を下ったら右手に白梅が満開に咲いていてなんとも言えぬよい香りがしていたことが思い出されます。

  落第し楽の音ひびく梅の坂
ちょうど、その坂を下る途中に吹奏楽の部室があり、大きな練習音が聞こえていたが、まるで、己が追い出されようとしているような気になった。
  リゲティのアバンチュール聴く春一番
帰りに憂さ晴らしに長い間聴かなかったレコード、レコード店にて買い求めて、それがリゲティ作曲のアバンチュールと言う曲で、なんとも陰惨な現代音楽だったので己に相応しいと思った。
翌年は、関大に合格したが、もう前の年の様な目に合うのも嫌だったの発表を見に行かなかった。また、落ちていると思っていたら、合格通知が来て飛び上がった。

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探梅の行きも帰りも句の咄
早梅や諷詠の友また増えて
紅梅や亡母の部屋の窓曇り
目白来て蝋梅一枝香りけり
唐梅の坂上がり来て広き空

昨日、神戸電鉄で帰宅途中、花鳥諷詠誌を開いておられるご年配の方がたまたま隣に座られたので話しかけてしまった。ホトトギスの方らしいです。そういった偶然というか、神戸は、俳句人口が多いのか、案外、そういった状況になることが多いです。