まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2019年06月

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芙美子忌や大おにぎりに漬け物も
終日にプラモ組立て夏安居
曝書すやレ点補筆の論語本
仄暗き宝篋印塔業平忌
夏霧に人影すつと消ゑしこと

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カフカなる金亀虫かな腹曲げて

黄金虫ルドンめきたる細き脚
黄金虫ぶつかつて来る点滅灯
黄金虫そつと放ちし外は雨
闇逃れ闇に戻され黄金虫

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蛍火の白描なるや玉蔓
源氏絵に蛍写して描きけり


平安時代の屏風絵の主題は四季である。宮中絵師達の仕事は、四季の自然を写し取り描くこと。源氏物語も絵画芸術として捉えると、やはり、各巻にストーリーが描かれていても、心象風景の象徴として登場人物の背後や周囲に描かれるのは、四季の風物であり、現代の歳時記につながってくる。四季が移っていくのと同時進行で物語の筋立てが進んでいく仕組みとなっている。そうして紫上が亡くなる御法の巻の後に置かれている幻巻では、その巻には四季を通じて四季の昔を静かに偲んでいる光源氏の姿を1巻にまとめて描くことで、光源氏の一生の物語としての源氏物語の前半の幕が下りる。

この絵は、母親が亡くなる直前まで取り組んでいた源氏物語の作画であるが、完成されることなく白描に蛍が描かれている。その蛍も実際に観察して写生したものを作画にしようしたのだと思われる。絵も完成しないまま、母親は救急車で病院に運ばれてゆき、この家には二度と戻って来なかった。

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新しく飼いたる猫や網戸内
パン焼けて青葉時雨のぱらぱらと
自己流のベーカリーなる夏太り

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バリバリと瓦のやうに干物鯵
生臭き鯵焼けて来て独り言
白鷺の見据えし川面山の影



また、ダイエットの敵が登場!
象印のホームベーカリー。白米をミキサーで粉砕したものに、麦を混ぜて焼いたら香ばしいパンが出来た。小麦よりも血糖の上昇が緩やかな白米のパンを1切れくらい食べても太らないだろう。

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夏至来たる庭毒草の生えてきて
ハワイ島夏菫植ゑ照れかくし
緑蔭に濃淡ありて道修町
もも肉のグローブ焼や大西日
片蔭り絶ち消ゑし油問屋や

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