まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2019年06月

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水争い斧や鉈まで持ち出して
旱来て庚申塚の供え物
ことごとく白き旱田稲細し

祈雨経の絵馬掲ぐ舞台朽ちかけて
幣立てて半世紀ぶり空梅雨に


近畿地区25日まで梅雨入りしなければ、50年ぶりの旱梅雨ということになる。ここおうぶの里は、標高400メートルの裏六甲の盆地。昔は数多田畑があったが、江戸時代までは、僅かな湧き水に頼り、それでも酒米を栽培、しかも天領で年貢の取り立ても厳しかったので、水争いが絶えず、水の境界線の庚申塚が利用されていた。水争いでは死者も出た。年貢が納められないと厳しい罰が待っていたから命がけである。


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木村伊兵衛の肖像にレモン水
在ることの哀しさ覆ひ大西日
夏野菜サラダサンドも頬杖で
ユピテルと蠍座並ぶ地震の夜
滴るや蛇ピチャピチャと水を飲む
浮いてこい叫ぶ骸骨めきた顔

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貧しさもプリズムの青五月晴れ

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酔ひ冷めて夜半の風なり月涼し

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紫陽花むしろ恋しき晴れ間かな

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珍しく山と届きや初茄子

百姓をしてをらぬ我である。空想では、そこいらの畑で妙齢の人妻がこの茄子をもいでおる。茄子をもぐという心根に自然な気高さを感じ得るのである。そこには、これから盛夏に向かおうとする農民の気概を少しは感じねばなるまい。

日曜日の関西句会中之島吟行句会に参加。
幹事の方にはお世話になりました。
堂島から天満まで歩きました。


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中之島の弐拾の橋に梅雨晴間
水晶と名付くる橋や夏燕
大江橋南詰なる風涼し
緑蔭をどつと出てきてジョギング子
イヤレサア掛け声歌碑に沙羅の花
三尺寝彫刻めきて川岸に

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両蔭り日影移ろひ片蔭り

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時の日や天満天神子守唄

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 蔓薔薇も名残りとなりてアーチ巻く


薔薇の花が名残惜しそうに残っていた。



酒が禁止されているので懇親会に出られず残念。

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川沿ひの丸きアーチや薔薇園に
とりどりの蔓薔薇巻きて煉瓦橋
薔薇の土避けて蒔きをり除草剤
しぬぶるは面影めきし母の薔薇
十字架の白き墓地には紅き薔薇