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ひつそりと饐飯喰むや独膳

今朝のテレビ体操はラジオ体操第1と第2でした。結構ハードでへばっていたら、NHK俳句で現代俳句協会の先生の宇多喜代子先生の番組が始まって、兼題は、団扇だったが、その後に季語説明で饐飯、水飯が出てきて、夏場に饐飯を保存する藤製の籠を先生が持参されて解説し、虚子の「
水飯に味噌を落して曇りけり」等の句を紹介していたが、やはりこんな時代のことを知らぬキャスターを困り顔で眺めていた次第でした。

水飯や母の入れ歯は遺されて 強

水飯と言うのは、独特の貧乏感と妙な食への執着が感じられるのだと思った。貧乏な食事ばかりなので歯も痛むし、炭水化物中心の食生活で肥満症、最後には、高脂血症、挙げ句の果てに心筋梗塞、脳卒中。弟も脳卒中でいけなくなり、母親も心筋梗塞でなくなった。祖母は元気だったが阪神大震災で死にました。

◎貧困の哀しさと貪欲な食生活

貧困の哀しさ、食への執着が饐飯や水飯の俳句季語にあらわれている。貧しかった食生活を覚えている俳人も多いが、僕らの世代には、考えられないことでもあり、さっきも残り物のご飯を冷蔵庫に保存していました。冷蔵庫が無い時代もありました。冷蔵庫は、氷を入れて保存するタイプが、街中では、魚屋くらいなもので、池田の栄町商店街に魚屋があったが、隣が氷屋だったのでなるほどと思います。向かいがかしわとか精肉の販売業者で、自ずから商店街では、氷屋を中心にそれらの生鮮の食品を売る業者があったものです。今では、どの店でも冷蔵庫があります。小豆島にいた時は、木製の箱に氷を一杯詰めて自転車で毎日、祖父の好物であったクルマエビや鯛などを配達に来ていました。お手伝いさんと一緒に魚を捌いていたものです。週に一度は、祖父と一緒に魚料理を食べに出かけたものです。祖父は、魚が好きなのに酒が嫌いだった。僕は、幼稚園の頃から日本酒をおちょこ一杯ずつ頂いてクルマエビを食べていた。