三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。
夜鴉の黙し糺の納涼かな
本日は、童子関西句会例会。猛暑であったがレベルが高い句ばかり。この揚句もきちんと下鴨神社の祭礼を研究した句でピカイチでした。僕の句ではないが。夜鴉というのを調べてみれば、なんとも言えない言われがあるのです。
この句には本歌があります。万葉集です。
暁と夜烏鳴けどこの杜の木末が上はいまだ静けし
本歌の本意をいかした句で、さすが童子を代表する俳人北山日路地作だと思います。申し分ないです。
関西大学文学部国語国文学科卒、佛教大学大学院修士課程国文学専攻修了(通信課程) 国学及び近世文学及び書誌学を肥田皓三先生に学ぶ。 趣味は、音楽(ピアノ、ギター演奏) 天体観測(惑星等)神戸市在住。俳句結社童子