まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2020年03月

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我が友よ人生うららクラスター

友達というのが結局、クラスターにされてしまって気の毒だと思います。楽しい春の一日を屈託なく過ごしたいものです。

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祖父祖母の墓前近くに彼岸餅

血脈のまぶしき花や西行忌
法然院こころ尽くしてご卒業
脳癒えて耳穴浸すさえずりに
夕酌の酒一升や春の星

もう春の彼岸の時期になった。彼岸の墓参りは安寧に父親と一緒にと思ったが、コロナウイルスでそうもいかず、残念なことになりました。ウイルスは目には見えないが、外の風景はいつもよりも早い春の美しい景色。特に草木の育ち方がいつもの春と違って見事なので目を見張ることが多い。

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児等のゐぬ風流の祭寂びしかり

風流(ふりう)踊りが京洛を始め、各地で中止になるようです。風流の踊は疫病などの災厄を祓うものなので本来はしなけらばならないが中止されているのです。本末転倒というのはこのことだ。風流踊は、元々は花の祟りで疫病が流行すると考えられていたものを花の精に対して踊り芸能を奉納することで怒りを静める鎮花祭として行われたが、江戸時代中期以降は、地域芸能に風流が定着し、春以外の季節にも踊られる様になり、盆踊りにも影響を与えた。春に滋賀、北陸などで踊られる風流踊りは昔風の質素なものです。

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春の宵に能楽の笛拍子合
存問の句境を染めて枸杞の茶葉
終日に句の推敲す春障子
達筆の卒塔婆を眺め春彼岸
鬼籍には入らぬ春や彼岸餅


世の中気鬱のことなど多かれどさながらに日々を過ごすも鬱鬱たる心境になり果てぬべし。さすれば、春の宵の麗らかなる心根に帰すれば様々なうれしく楽しき想い出浸りて句を作るのもよし、笛を吹き楽の音に馴染むもよしとせぬ。拍子合とはその境地の我が暮らしなり。


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うりざねやひな人形の姫の顔
江戸のひな唐衣の裳の深き紅
亡き母の写真に添へて紙の雛
逝きて知る人のこころぞ桃の日に
探梅や魯山人焼きに香のもの