まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

2020年12月

難波津に生くる死ぬるも年の暮

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難波津に生くる死ぬるも年の暮

伊勢物語六十六段に次の様に次の様に記されている。

むかし、男、津の国にしる所ありけるに、兄弟友達ひきゐて、難波の方にいきけり。渚を見れば、舟どものあるを見て、
難波津をけさこそみつの浦ごとに
  これやこの世を海わたる舟
これをあはれがりて、人々かへりにけり。

人生を海渡る舟に喩えてみればいろいろな舟があり、生きるも死ぬもそれぞれの運命が待ち構えているのだと思われた。

切腹

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弱き日や枯野の果てに海ひかる
枯れ果てて野すゑの土は黒々と
枯野より枯野来童子二人笑み
枯れ果てし道誰ぞ友にして行かむ
腹切つて寝転びたきや大枯野

明日から食事制限なので今日は、何か好きな物を食べておきたいと思う。
生検で傷口が出来るので1週間は酒が飲めないのがつらいことである。

おでん種たまごのごとく腫瘍出来

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泡一つ凍つた泡を吹く金魚
造影の検査待ちたる冬日和
ポケモンや駅の広場は時雨傘
懈怠なる背傾けて冬半ば
おでん種たまごのごとく腫瘍出来

来週の火曜日が2回目の内視鏡検査。腫瘍をそれで除去してくれたら助かるが、直径が数十ミリに達しているので内視鏡では除去出来ず、手術除去に備えての組織検査。神戸も医療崩壊寸前で果たして来週の検査以降の予定が出来るか、つまり、手術がコロナで出来ず、そうなると手遅れになる可能性がある。最初に検査を薦めた掛かりつけ医も今年中に手術できないと手遅れになる可能性もあると言っていた。写真は、掛かりつけ医の病院がある名谷駅の広場にポケモンが現れたのを撮影したもの。ここは、ポケモンスポットで多くのモンスターキャラがいて沢山の量のボールが手に入る。

寡黙かな脳出血で死にし人

宅八郎が脳出血でなくなった。この人も脳出血で緊急入院したが、回復したが、再発して亡くなりました。脳血腫の不安に加えて大腸癌、不安に耐えて生きて行かねばならない。富裕ではないので、このコロナの中で医療資金も余裕がない。大変なことになったものである。
ライター情報

関西大学文学部国語国文学科卒、佛教大学大学院修士課程国文学専攻修了(通信課程)
国学及び近世文学及び書誌学を肥田皓三先生に学ぶ。
趣味は、音楽(ピアノ、ギター演奏) 天体観測(惑星等)神戸市在住。俳句結社童子

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