春の季語として「絵踏み」、「踏み絵」がある。

アラミレ 
 16世紀の後半以降、パーデレが伝えた教会音楽と言えば、ジェスカン・デ・プレ(1440-1521)、ムリュ(1485-1550)等の当時の「現代宗教音楽家」達の音楽ではないだろうか。
 天正遣欧使節の少年達がローマ教皇の前で、これらの音楽(器楽を含めて)上手に演奏しただろうと言ったお話。佛教大学の場知賀礼文先生からお話を訊く機会がありました。
 
 ちょうど今の季節、静かに聴くのに相応しいアカペラのルネサンス宗教音楽。僕には、このCDの3番目に収録されている曲が胸にジンと来ました。









「ああ悲しみよ・慈悲深いイエスよ」

Pie Jhesu Domine
dona ei requiem
Amen

二拍子で淡々と歌われるポリフォニーの進行の素晴らしさ。
当時のキリシタンの少年達が歌ったのでしょうか。

録音は、バチカ先生と同じ国、ベルギーのルーヴェン、アイリッシュ・カレッジ・チャペルで行われた。
演奏は、カピラ・フラメンカという団体。済んだ声がヒリアードアンサンブルよりもやや硬質であるけれど、澄んだ声が素晴らしい。
 
 次のCDは、生月壱部の隠れキリシタンのオラシオを収録したCDである。数人によるもはや呪文というかおこないの様子が収録されているが、元々は、あんなに立派なルネサンス音楽だっただと思隠れキリシタンうと、本当に胸が熱くなる。

Ne reminiscaris domine debita nosotara vel parentumu neque vindictam sumas de peccatis 

という典礼文は、

れれにねえれす どーうめ てぶたのすたら てにぼろんとのすたら ろーろーにきりびてそうな、・・・・

という風な経文として唱えられていく。











中指の痕傾ぎたる踏絵板
染卵あめんまりあと供えけり
あはれみの御母眺む春の潮
すぴりつの供え玉いし絵を踏まじ
おらしおを囲みつぶやく春の闇