彼一語我一語新茶淹れながら

彼と我との関係について詠んだ句であろうが、そこに「新茶」が介在している。新茶によって会話が成り立っている。だからこそ新茶が主役なのである。

昨日の句では、山葵漬が2人の尼の人間関係を動かしたが、こちらは、新茶である。

彼一語我一語と会話を簡潔に表現している。
一語一語と重なるところに2人の人間関係の深さが伝わってくるような。

また、新茶の爽やかさがあり、おそらくはベタベタしたところのない潔い関係なんだろう。

簡潔な佳い句だと思う。