山の背を転げまわりぬ春の雷

なんとなく雷神のあのユーモラスな姿が見えてきそうな愉快な句である。
実際、春の雷は、山辺に沿って低いところに発生することが多い。山の麓にかけて気温が下がって湿度も高い。だから、夕方近くにゴロゴロ言うこともある。

ある意味、擬人的な表現だが、春の雷ののどかさがよく表現できている佳句である。