そういえば、この家に越してきて風呂場を掃除していたら守宮の死骸が生臭い匂いで浮いていたことを想いだした。わたくしよりもこの守宮の方が、この家では先輩なのだ。
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美しき肺腑とよめき守宮啼く
小さくも息のたふとき守宮の目
朋友の守宮ともども深呼吸
五指広げ窓ひたひたと守宮逃ぐ
眺むれば守宮つがひも羨まし