高岡吟行続編

翌日は、結社の連衆は、吟行句会と俳句三昧の1日を過ごされるが、私は、仕事があるのとバスに間に合わないので、参加出来 ず、誠に残念。「あいの風とやま鉄道」で富山まで移動して、バスの発車までの待ち時間は富山市内を散策でした。駅前から城跡公演に向かう直線の道の往復で したが、いろいろなものがみられた。
城跡公園前の並木道が見事であった。

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富山城趾の公園には、高浜虚子の高弟、前田普羅の句碑がある。この句碑への表敬もこの旅の目的であった。山岳俳句の名作者で、飯田 蛇笏が賞賛した人でときいている。初冬の今日このごろに相応しい句碑を拝見することが出来て貴重な体験を致しました。

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  わが俳句は俳句のためにあらず
  更に高く深きものへの階段に過ぎず  

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  うしろより初雪降れり夜の町
  大雪となりて今日よりお正月
  雪の夜や家をあふるる童声
  雪山に雪のふりゐる夕かな
  オリヲンの真下春立雪の宿

普羅の句碑をみて北国の独特の自然を感じ取った。
この土地では、オリヲンは南側、山側に登ってくる。私たちが日常感じている太平洋側の自然とはかなり趣きが違っている。雪峰も富山城の反対側、つまり、うしろより見えている。

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  白き息凍る御空に大オリヲン
  富山城うしろ向きにて雪来る

この他にさまざまな歌碑、石碑が城跡の比較的狭いスペースに落ち葉に埋もれて立っていた。

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 枯つたに覆るほどの秀句かな
 
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この他に滝廉太郎の荒城の月もこの城跡に立って曲想が練られたと伝えられている。歌碑を捜したが、残念ながら見つけられなかった。