昨日は、久しぶりにシンフォニーホールにお出かけ。
モーツアルトのピアノコンチェルトとブルックナー交響曲第6番のマチネー。

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前栽の芽吹くばかりのホール前
春装の色どりまぶし演奏会
春景にハ調の和音響き消ゆ
風光るモーツアルトかな昼下がり
カデンツアはただ延々と春麗
彼の曲は悲恋の春やアンダンテ
納税期今は忘れしブルックナー

シンフォニーホールでは、我が国で初めてオーケストラコンサート専用ホールとして大阪福島区につくられた。私は、竣工記念コンサートにも参列したが、その後は、30年以上、足を運ばずに過ごした。昨日、久しぶりにこのホールを訪れたら、植栽も大きく育ち、公園らしくなっていて驚いた。演奏は、飯盛泰次郎指揮関西フィル。ピアノは、フランス人のアレクサンドルタロー。瑞々しい感性に溢れたピアニストで、通俗駄曲と化しがちなモーツアルトのピアノ協奏曲第21番を今、生まれた曲の様に弾ききった。特にカデンツアは自作の見事なもので、古典派の様式を踏まえた上で気品と独創性を発揮していた。関西フィルの演奏も飯盛氏の薫陶の成果で、管弦共に極めて精緻な表現が出来るようになり、十分に楽しませてくれた。ブルックナーの交響曲第6番は滅多に聴かれる曲ではないが、冗長になりがちなこの曲をキリリとモチィーフを引き締めて、まさに春麗の大交響曲といわんばかりの名演を繰り広げた。