もう、先週末のことになってしまったが、母宛に関西大学文学部教授増田周子先生からレターパックが届いた。それは、『近代大阪文化の多角的研究』という冊子であり、その中に、祖父が加わって立ち上げた風流座という文士劇の第1回公演に至るまでの調査がまとめられていた。風流座に関しては、祖父は、何度も画集の付録の中で文集等でよほど面白かったらしく何度も文章にしていた。しかし、一般的にはあまり知られていない。関東の鎌倉座の向こうを張って風流座が立ち上げたのだと思う。
Scan10001

祖父は朝日新聞社の学芸部に所属していたので、芝居公演の記事等も挿絵付で記事を掲載しており、上方歌舞伎も半ば趣味と言える位に芝居絵を描いて楽しんでいたが、ついに己が舞台に立つことを決意したのだった。
そういった経緯や稽古場での様子まで記事にしていただいている。祖父のことを元関西大学教授の肥田皓三先生に話したら、真っ先に三越の八階で行われた風流座の公演の話になった。「あんさんのお祖父さんは、こんな大きな人でなあ。」と手を翳して仰ぐそうなそぶり想い出を話されていたのが印象的であった。
増田先生には、母が昨年末に亡くなったこと。姉の古家玲子も既に他界しており、祖父のことを覚えているものは殆どいなくなった状況等も綴り、祖父の画集の掲載されている風流座についての祖父が描いた回想記も送った。
論文は、こちらで閲覧出来る。
http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/bitstream/10112/11018/6/KU-0020-20170331-05.pdf
Scan10002