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黄落の黄に染まりけり遊行人
那岐山の銀杏の下に安居かな
冬安居乏しき程の薪を割る
勢至菩薩朽ちて旅寝の炉火と化す
法然の碑を眺めゐて初時雨

法然上人の那岐山の大銀杏のことが今ごろになると想い出されます。
法然上人が勢至丸と呼ばれていた時、この銀杏は幼木だったことでしょう。