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迦楼羅火の舐めし諸尊煤払
生田社の参道清ら春支度
煤逃げの必要も無く空屋かな
歳末の雪深々と傘地蔵
年の火の焼き餅地蔵なりしとぞ

今年ほど迎春の気持ちが削がれた年はなかった。
母親が昨年末に急逝し、その後の父親が倒れ、闘病、通院、介護、最後は、施設にて正月を迎える羽目となった。施設に入所するまでの段取りに本当に疲れ果ててしまいました。
哀しい年も終わろうとしているが、来年もまたきっとつらい年になってしまうでしょう。