vix2002018081722mars002b

新涼や眺むる火星遠ざかり
朝寒に目覚めてみればまだ暗き
山里に秋は来にけり小鳥鳴く
新涼や碧き気圏の底にゐて
文焼きて虚ろなりしや敗戦忌
遺墨なりし母の硯も洗ひけり

山の秋は早い。今朝は冷えて長袖でなければ過ごせない程となった。それでも火星観測を続けている。
大接近の火星が欠け始めた。地球が火星を追い越す中で、大接近時には、正面に見えて火星をこの写真の左側からみる様になり右側の周縁がかけ始める。今年は、異常気象なのか、晴れの日が少なく晴れた日も大気が不安定で火星がめらめらと望遠鏡のレンズの中で燃えているようだった。例年の接近時は、幾日かは、大気圏の上層から下層まで空気が動かず火星表面の詳細な観察が出来て肉眼でも主要な模様をみることが出来るが、今年は、大きな望遠鏡から撮像した画像をノートパソコンの画面を確認してようやく模様を認める程度で残念だった。