20160306 47 kandai25


もう40年近い昔、大学受験合格発表で落第が判明し、関大の法文坂を下ったら右手に白梅が満開に咲いていてなんとも言えぬよい香りがしていたことが思い出されます。

  落第し楽の音ひびく梅の坂
ちょうど、その坂を下る途中に吹奏楽の部室があり、大きな練習音が聞こえていたが、まるで、己が追い出されようとしているような気になった。
  リゲティのアバンチュール聴く春一番
帰りに憂さ晴らしに長い間聴かなかったレコード、レコード店にて買い求めて、それがリゲティ作曲のアバンチュールと言う曲で、なんとも陰惨な現代音楽だったので己に相応しいと思った。
翌年は、関大に合格したが、もう前の年の様な目に合うのも嫌だったの発表を見に行かなかった。また、落ちていると思っていたら、合格通知が来て飛び上がった。