images (1)


如月の水のごとくの出逢ひかな

如月の剃刀に負け紅き肌
如月や大酒呑みの旅寝かな
如月の言の葉羽織る齢かな
如月や兎の耳の片折れて

如月になり、新たな気持ちで清々しい早春の筈が重苦しい伝染病の来訪神の災いに惑わされる。桜井の大神神社では厄病退散の神事・祈祷が講ぜられて、そのご利益のあることをただ願うばかりである。