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色懺悔静かに暮るる紅葉忌

色懺悔は、硯友社の総帥紅葉(1867‐1903)の出世作。「この小説は涙を主眼とす」と宣言して世に問うたものである。とある草庵に出逢った2人の尼が,過去の懺悔として語る。しかも2人の尼は偶然に同じ若い武士を慕っていたことが判明する。愛ゆえに世を捨てた若い女性の,純なる情緒と,浪漫的詩趣に富んだ表現が心を打つ。