rittou

落選の二十句破き冬に入る
落選や泣いて包まる古毛布
貧血の赤血球や冬の雨
今日からは冬の山河や知らぬまま
冬の星大シルチスも震えつつ

落選はそんなものとは思っていたが、おカネを出して投句したので嫌な思いをした。
今年は秋というものがなく冬がやって来た。火星も遠ざかった小さくなって水の底から月をみる様に模様が揺れている。口径20㎝の望遠鏡も活躍の場がなかった。