9-21-2020_019


真暗なる影染みこんで虫絶ゆる
衝立を使いつくして雑居棟
ビニールの骸を積みて枯野原
葬列の一筋ひかる冬の道
冬野来て冬野に消ゆる命かな

これから祖父の命日、母親の命日と続く。4年前の冬の日和の眩しい日に遺影を抱えて葬列の先頭を歩いたことが想い出される。癌が発見されて私も悪性だと腸管が完全に塞がっているのでもう駄目だろう。もう直ぐ、あちらの世界に行けるのか。昨年の脳出血の時にそのまま静かにしなせていただいた方が自分にはよかった。癌で死ぬのと脳出血で意識がなくなって死ぬのとでは、脳出血の方が楽だから。