まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

カテゴリ: けふの句

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ここのへのたうとき春や令和来て 

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 ぼんぼりの火影映りて雛の貌

 小さいときからひな祭りが大好きで、人形とかで遊ぶのが趣味で、紙製のひな人形をつくって飾ったりしていた。それも一式でこさえて、段ボールで作った雛壇に飾っていたら、父親によく「もっと男らしくならないと駄目だ。」と叱られたものです。端午の節句よりも桃の節句が好きで、幼時には、小豆島の祖父母の家に2年近く預けられていたが、小豆島の名家のひな人形を祖父にタクシーを呼んでもらってお手伝いさんと一緒に拝見して廻ったことが思い出される。雛飾りで一番、惹かれたのはぼんぼりの優雅さで、本物の江戸時代から雛飾りでは、電気ではなくて、本物の火影で照らす人形があり、それが揺らめいて、一段と人形のお顔が近優りして幽玄にみえたことが思い出されます。


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なんぼ考へても同じ冷や奴

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痩せて腕一本棒や青葉月
牡丹二本浸して充つる壺の水
明易や夢の尾絶ゆる源氏の絵
郭公や何処までゆかば人に遭はむ
こんこんと瀧の垂れし巌かな
苗代の青吹き分けし風頬に


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 金縷梅や滴のごとく咲き出でて


 ようやく玄関先のトキワマンサクが開花。
 寒冷な土地なので開花がこんなに遅れました。

 金縷梅の花に気づきてけふのこと
 まんさくやけふは風速何メートル

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爛漫の花の下にて今死なん
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手繋ぎてあの世に行かう花の夢
金襴の水脈あしらふや花衣
花衣死に装束となりゆかむ

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観桜の鼓に合はせ仕手の舞
西行は花ぼんぼりに出でしとぞ

なんと先週の3月22日に知人が閑かに息を引き取っていた。密葬で日曜日に葬儀をすませたそうだ。
まさに無常の春だと思った。