まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

けふの句

逸楽

大塚国際美術館16 『接吻』-クリムト作 ☆『オフェーリア』-ミレイ作『戦争』-ルソー作』鳴門(徳島県)の旅行記・ブログ by  マキタン2さん【フォートラベル】

逸楽の金描の画に錫の鉢
退嬰を遊び流して髪洗ふ

アート作品のようです
火照る肌ややも冷まして髪洗ふ

ここのへ

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ここのへのたうとき春や令和来て 

ぼんぼりの火影映りて雛の貌

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 ぼんぼりの火影映りて雛の貌

 小さいときからひな祭りが大好きで、人形とかで遊ぶのが趣味で、紙製のひな人形をつくって飾ったりしていた。それも一式でこさえて、段ボールで作った雛壇に飾っていたら、父親によく「もっと男らしくならないと駄目だ。」と叱られたものです。端午の節句よりも桃の節句が好きで、幼時には、小豆島の祖父母の家に2年近く預けられていたが、小豆島の名家のひな人形を祖父にタクシーを呼んでもらってお手伝いさんと一緒に拝見して廻ったことが思い出される。雛飾りで一番、惹かれたのはぼんぼりの優雅さで、本物の江戸時代から雛飾りでは、電気ではなくて、本物の火影で照らす人形があり、それが揺らめいて、一段と人形のお顔が近優りして幽玄にみえたことが思い出されます。


なんぼ考へても同じ冷や奴

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なんぼ考へても同じ冷や奴

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痩せて腕一本棒や青葉月
牡丹二本浸して充つる壺の水
明易や夢の尾絶ゆる源氏の絵
郭公や何処までゆかば人に遭はむ
こんこんと瀧の垂れし巌かな
苗代の青吹き分けし風頬に


まんさくやけふは風速何メートル

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 金縷梅や滴のごとく咲き出でて


 ようやく玄関先のトキワマンサクが開花。
 寒冷な土地なので開花がこんなに遅れました。

 金縷梅の花に気づきてけふのこと
 まんさくやけふは風速何メートル

ライター情報

関西大学文学部国語国文学科卒、佛教大学大学院修士課程国文学専攻修了(通信課程)
国学及び近世文学及び書誌学を肥田皓三先生に学ぶ。
趣味は、音楽(ピアノ、ギター演奏) 天体観測(惑星等)神戸市在住。俳句結社童子

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