まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

カテゴリ: 今日の俳句


31073787_main_l

山の神の祭文唱え初冬なり

今日は句会だが休みました。
PCのキーボードはたたけるが手書きの文字がもとからミミズが這ったようなのが更に酷くなり、更に書くのに時間がかかるので、句会では迷惑がかかると思います。脳がやられておかしなろれつになるのも人前に出るのが躊躇されます。先日、佛教大学の斉藤教授の「いざなぎ流 祭文と儀礼」の御著書が文庫本にされたのでAmazonで注文し、昨日届いたところ。日本人の精神生活の古層とも言うべき自然信仰がいざなぎ流にはあり、山の神の祭文もそうしたものだと思います。

kyoto-kyoto-tadasu-no-mori-forest-58092


夜鴉の黙し糺の納涼かな


本日は、童子関西句会例会。猛暑であったがレベルが高い句ばかり。この揚句もきちんと下鴨神社の祭礼を研究した句でピカイチでした。僕の句ではないが。夜鴉というのを調べてみれば、なんとも言えない言われがあるのです。

この句には本歌があります。万葉集です。

暁と夜烏鳴けどこの杜の木末が上はいまだ静けし

本歌の本意をいかした句で、さすが童子を代表する俳人北山日路地作だと思います。申し分ないです。

K01




夏帽子ヘルマンヘッセの庭仕事


ヘッセの詩歌に打たれるのは、作りすぎない芸術観というか、ドイツ教養主義の常識によって範囲化された人生観及び日常感の中で、園芸という日常の営みの意義が確定されたことなのだと思います。その印象を詩歌に詠まれて、近代ドイツ歌曲の中心的存在となり、リヒャルトシュトラウスの4つの最後の歌等の作品に浄化されている。飾り気取ったことはなく、平明の日常感を簡素な言葉で詠んだ詩興は高浜虚子が晩年に好んだものと一致していているのだと思います。

CA3C0541s
  夏臭き油引き床投票所
  投票の汗でぬるりの机かな
  夏やすみ我五十九歳となり
  早々とむなしき坂や落蝉の
  山間の高みはまだき蝉時雨
  洛風の抹茶庵なる冷房車
  待合も祇園囃子や電車来て

IMG_1655

明星に向かつて漕ぐや涼み舟
端居して星座早見を回しけり

この星座早見は、48年前に母親にかってもらったもので、金属製の丈夫なもの。最近でも販売されているが紙で平面である。これは、天の半球をかたどった鉄製の鍋の様な台に季節の星座絵が描かれている。明日は私の誕生日なので、誕生日の午後7時の空の様子を出してみた。星座早見でこの場所でも2~3等星までは見えたが、今では、光害の影響で1等星しか見えず、淋しい七夕であった。