まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

今日の俳句

最初の収穫のゴーヤ・墓参など

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初生りのゴーヤ炒めて拝しけり

今日は、最初の収穫のゴーヤを食べました。冷凍のインゲンとゴーヤと玉子の組み合わせです。このゴーヤ全然苦くなく、ピーマンと同じレベルです。昨年も同じ苗を買いましたが、最近はあまり苦くないゴーヤもあるみたいです。個人的には、苦いゴーヤの方が好みですが。最近の人は、極端な味が苦手だからこの方が受けるのかもしれないですね。野菜は自分で作ったのを食べるのが一番だと思いました。

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昨日はお墓参りに行きました。墓地から降りる道の夾竹桃が綺麗でした。

経典の帙擦り切れし墓参かな 十念にときをり混じり法師蝉
経唱え見上げる雲の秋めきて
経典の冊子擦り切れ墓参かな
十念に混じりて鳴くや法師蝉
経典の冊子擦り切れ墓参かな
十念に混じりて鳴くや法師蝉

父親のことなど

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我が父母の指結び合ふお花畑

今日は、父親に俳句界8月号の入選句をみせました。秀逸首席の句を父親にみせたら以外な反応がありました。もともと父親は文学の世界とは無縁の人だと思っていましたら、なんと独身時代からずっと和歌、俳句を作り続けて来た人だと、今日、生まれて初めて知りました。それは、父親がピアノのレッスンを始めたのと同じ時期から横浜で師匠につき、俳句や短歌を学んで来たと言います。そうして、ずっと短歌、俳句を作り続けてきたと言います。「今も作っているんだよ!」って画用紙に書き留めた俳句や短歌をみせてくれました。また、母親へのプロポーズに送った手紙にしたためた和歌を教えてくれました。万葉の相聞歌のような感じでしたが、実に見事に出来ていました。父親は歌が特に好きで歌詞とメロディーが融合した世界なのです。僕は、母親に贈った短歌を生まれて初めてきいて感動を覚えました。今もずっと父親は歌を作っています。短歌、俳句に拘らず思うがままに、歌を作っています。山河を逍遙し、そのイメージを日々画用紙に書き留めているのです。
父親は毎日散歩と歌づくりが日課です。


山陽電車「釣り手帳」

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釣り人の匂ひ籠もりし冷房車
少しだけよ土用丑の日鰻巻き

山陽電車「釣り手帳」をみれば、まさに釣り人の為に走行しているのかと思いたくなります。 

修羅心

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修羅道に堕ちて哀しやいぼむしり
修羅心に削られし身や夏痩せて

仏教に説かれる六道(ろくどう)のうち阿修羅(あしゅら)の住む世界を修羅道(しゅらどう)といい、猜疑(さいぎ)、嫉妬(しっと)、執着心によって醜い争いを続ける人間の姿を揶揄(やゆ)している。観山27歳にして古絵巻の学習成果を集約させた、完成度の高い近代絵巻といえよう。

目連救母

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風炎や目連救母観世音

関東ではお盆と言うことです。お盆になれば、亡き母に巡り会うことが出来るのでこれからは楽しみだが、目連救母の伝説など佛教大学にて教えを受けた身にすれば、その教えを日々の行い功徳の中で実践せねばなるまいということで責任感ずしりという感じですね。

ライター情報

関西大学文学部国語国文学科卒、佛教大学大学院修士課程国文学専攻修了(通信課程)
国学及び近世文学及び書誌学を肥田皓三先生に学ぶ。
趣味は、音楽(ピアノ、ギター演奏) 天体観測(惑星等)神戸市在住。俳句結社童子

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