秋暁やアフラマズダの肌の色
左脳に侵出した血腫を吸い出す為に頭蓋に穴をドリルで開けた。なんと局部麻酔なので全ての音が聞こえる。頭蓋に穴を開ける音は意外にも閑かだが、血腫をかきだす時のあの感じは酷いもの。鈍痛のような響きがする。しかし、手術が進行するにつれて全く麻痺していた左半身に再びスイッチが入り始めるのが解った。
九月十三日頃から症状が悪化し十四日には仕事の記事も書けなくなり、十六日に会社に仕事が無理であることを告げながら、食事や日常生活をしていたら、始終こけるようになり、窓ガラスを割り、吐き、それを掃除していたが、二十一日になって風呂場に入り身体を洗おうとしたところで動けなくなった。幸いにお湯が出しっぱなしで数時間。偶然に大津から会社の社長が神戸の家まで心配してきてくれて警察に通報して家に救急隊が入ってみると反吐だらけの家の風呂場の中で半身不随の私が発見された。後、半時間遅かったら命はなかった。
入院後、手術ですぐに回復して1週間の入院後退院。まだ、右手及び右足に軽い麻痺が残るが外からみたらややぎこちない程度であり、注意してみなければおかしな点には気づかないだろう。弟も同じ病気になっている。ときどき涎が口から出てくるのが恥ずかしい。