まつたりおうぶライフ

三流の暮らしについての無為自然の話題、俳句等のブログです。

今日の5句

9-21-2020_019


真暗なる影染みこんで虫絶ゆる
衝立を使いつくして雑居棟
ビニールの骸を積みて枯野原
葬列の一筋ひかる冬の道
冬野来て冬野に消ゆる命かな

これから祖父の命日、母親の命日と続く。4年前の冬の日和の眩しい日に遺影を抱えて葬列の先頭を歩いたことが想い出される。癌が発見されて私も悪性だと腸管が完全に塞がっているのでもう駄目だろう。もう直ぐ、あちらの世界に行けるのか。昨年の脳出血の時にそのまま静かにしなせていただいた方が自分にはよかった。癌で死ぬのと脳出血で意識がなくなって死ぬのとでは、脳出血の方が楽だから。

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落選の二十句破き冬に入る
落選や泣いて包まる古毛布
貧血の赤血球や冬の雨
今日からは冬の山河や知らぬまま
冬の星大シルチスも震えつつ

落選はそんなものとは思っていたが、おカネを出して投句したので嫌な思いをした。
今年は秋というものがなく冬がやって来た。火星も遠ざかった小さくなって水の底から月をみる様に模様が揺れている。口径20㎝の望遠鏡も活躍の場がなかった。

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とりどりのコスモス揺らし海の風
爽やかにパネル越しなる父の笑み
閉ざされし幼稚園なり秋の薔薇
秋の野に蕪村の句碑や草産して
秋草の模様にあふれモリス風

通信句会の添削が返ってきたが、なかなかとどかないので別に五句をつくって結社誌に投句した。これは、添削が返って来たのを手直してして載せています。

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末枯をなほ打ち据えて雨の音
敗荷もそれぞれ生くる姿なり
空き家ばかりの街に生る青蜜柑
冷まじや土御門なる陰陽師
甘口の酒も嗜む芋の秋

昨夜飲み過ぎて目覚めるとあまりにも寒いので驚いた。もう秋も終わり。昨日は、佛教大学の四条センターのセミナーが無料でオンライン受講できるので参加した。全国どこの大学のセミナーも受講が許可されたら在宅で受講できるので便利。その日の講座が陰陽師についての内容で興味深かった。

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風鈴の音色を聞きて選びけり
風鈴の音の消ゑ果てて虚ろかな
風鈴の数多架かりて縺る音
風鈴のさざ波色に響きけり
風鈴を愛する友も今は亡く

沖縄の風鈴を初めてみたが独特の硝子が使用されており、実に涼しい音で響くので一個買い求めて来たが、実際に軒下に吊してみれば、音が大きすぎる。梅雨空も晴れぬままで夏の青さが恋しい。

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