まつたりおうぶライフ

毎日の平凡で程度が低い暮らしについてそこはかとなく浮かび来る無駄な話題、俳句等のブログです。

吟行記

みほとけは頬に指当て春待てり

六斎会終はりて一人ゑんま堂

8月14~16日のお盆の真っ最中も、大学でのスクーリング。
初日は、大学で六斎念仏について習い。ちょうどその日の晩に六斎念仏が千本ゑんま堂で行われていたので見学に。ここの六斎念仏は空也堂等と違って芸能系の六斎念仏となっている。歌舞伎の願人坊主等の主題を借りてきたり、各種の軽業等が取り入れられて楽しめる。全部地元の人たちの演出となっており、演じ手と観客のコミュニケーションが濃厚なのが特色


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念仏の踊り芝居やゑんま堂
夜更けまで鉦鼓響きて六斎会
六斎会終はりて一人ゑんま堂

花の藻を辿りてくれば十王堂

母の弔いに伊吹山のお花畑を目指した。
途中、醒ヶ井の清水の宿を訪ねた。
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中山道につながる道筋の横には、冷たく澄んだ清水が流れ、梅花藻の花が最盛期だった。
但し、梅雨明けの水量が多く水面の上に出ている花は、1~2輪程度。本当に小さな花ばかりで、目をこらさないとみえないような感じ。野菜等を冷たい水で洗う為の階段が地蔵川(清水が流れる川)沿いに幾つかありとそこから下に降りると梅花藻が直ぐ近くにみることが出来る。水車もあり、レトロの郵便局も、江戸時代の問屋場の後等を過ぎると、十王の水の名所に行き着く、平安時代の十王堂があったことからその地名が残っており、日本を代表する名水だとされている。
ここの水は極めて純度が高くて、氷河期から生き残っているイトヨ等の珍しい魚が生息している。
つづいて伊吹山ハイウエイを経た頂上のお花畑を目指した。母親が生前、また、ここに戻って来たがっていた場所だった。
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湧水に梅花藻の花沈みけり
梅花藻は銀河のごとき水の中
花の藻を辿りてくれば十王堂
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そのままに母も眺めし夏伊吹
そのままよ月は頼まじ伊吹山(芭蕉)
寝転んでふわりとしたきお花畑
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これからの蕾ばかりやお花畑

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雲海につづく木道湿りけり

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伊吹山山頂駐車場から頂上への登山道を小一時間も登ってようやく登頂。骨折後の十全でない足を庇いながらのガレ場歩きだったので堪えました。それでも、こんな悪路でも、登山をすることが出来たので、足は、着実に回復しているのだと思いました。
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 青嶺から沸き立つ雲や大伊吹









しみじみと一人宿寝や梅雨の雷


弐拾九年の水無月なるや、真言の庭の秘伝書を写せしといふ越前瀧谷寺へと路糧も包まず千里の路を杖突き、足引き摺りて辿りけり。乗り合いの車に揺られて長き日も暮れ果てて福井の宿に至るなり。

血のやうに紅き夕焼や小谷城
いくさ場の跡仄暗き蛍の灯
夏深む鯖街道はトンネルで


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しみじみと一人宿寝や梅雨の雷

つとめては越前三国湊を目指し路行十里の道中。越前平野の植田はまさに茫々たる。先代の御代の風情残せし町並みを暫し徘徊す。

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木枠戸に梅雨空映す老舗かな
団扇持ち三国湊にゆかんとす
涼しさや越前訛り小袖襟
うつくしく白き肌なる藍浴衣
北国の武者馳せ参じ青時雨

三国湊に着き、ひたすらに長き坂を歩行にて山門めざす。
山門への路、深き青葉に埋もれ、老鶯の声四方に谺しけり。

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境内の明るく青葉青葉かな
老鴬もお国訛りの古刹かな
真青なる山門くぐり鐘涼し

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鐘楼の山門を潜れば、越前古刹瀧谷寺。真言の教え堅く守りし寺内なり。
青色の袈裟の僧に案内され、本堂、薬師如来、大観世音に経捧ぐ。

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真言の青葉に埋もれ不動尊
撰集の仮名序写すや夏座敷
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作庭の秘伝伝授の技、この堂、御庭前にて修し、灌頂の境地を得たるといふ。
爾来、三百余歳を得しこと、庭の樹木の茂れる様に興を深めて座してをり。

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中嶋ははうらいなるや時鳥
黒床に青葉映して瀧谷寺
庭石は色即是空小紫陽

母身罷りてひたぶるに閑寂を好み、山野に跡を隠したき、心の洞に些かも涼しい庭の風吹き抜けて、南無観世音とて合掌し、やがて寺門を下りけり。






相和して相楽園のあめんぼう

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 6月の俳句結社童子の関西句会例会吟行は、神戸市の山手にある唯一の日本庭園である相楽園を吟行。この庭園は、日本庭園を元としながらも洋館も保存されており、独特の雰囲気を持ったところで、神戸の市街地の中で四季を身近に楽しめる数少ないところだと思いました。

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重厚な門を潜ると紫陽花と石塔にまず出逢います。白い紫陽花が連衆に評判でした。

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 大きな蘇鉄が花を咲かせていました。

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大きな回遊式日本庭園は、池を巡ることで様々な景色を愉しむことが出来ます。中央は、大名の御座船から船屋形の部分をこの庭園にわざわざ運ばせて置いてあり、ややも単調になりがちな風景にアクセントを添えているのが印象的でした。
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相和して相楽園のあめんぼう
蚊を打つや大名造り舟屋形
四阿に独り愉しむ緑雨かな
洋館に棲む人をらず七変化
鯉跳ねて奥まるところ造瀧

公達の首に化粧ぞ花の塚

4月9日は童子関西句会の例会。
今回は私が幹事だった。朝方は本降りの雨となり、これは駄目かなと諦めていたら、須磨浦公園に到着した頃には、雨はあがり、お昼前には晴れ間もみえる花日和となった。
当日の吟行、句会の参加者は、14名。
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私は、2時間前に到着し、沖合の釣場への渡り桟橋経由で鯛を狙う釣り人の様子をうかがった。

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その後、連衆も到着し、ロープウエイも朝方の天候が悪かったことから人の出足が遅れた為に、空いており、須磨の浜から展望塔までの往復を楽しむことが出来た。満開の桜の上をロープウエイで上がっていくのも絶景。
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ブラタモリで放映されたカーレーターや回転展望塔等も楽しみ、下山後は、芭蕉、蕪村、子規、虚子の桜で囲まれた句碑をめぐり、敦盛塚へと足を伸ばす。

公達の首に化粧ぞ花の塚
ばつかんに溢るる程の桜鯛
子規虚子の句碑慈しむ山桜
終日に花見の人と釣りの人
釣り上げし鯛の目きらと花曇


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