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紅白の梅の咲きたる軒の下
祖母の琴の音ただ響きけり


大試験合格の知らせ聞きし日や
手帳の頁梅挟む

琴の音も初音の巻もなかりせば
目白の声の寂しかるらむ


今はただ糸竹の遊びの人もなく
早咲きの梅ただ眺めけり


糠雨のそぼ降る音もおぼろげに
今日も明日も夢うつつかな

叔父描くパステル画来て春時雨
昔語りも想い出しがな